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AED選びに失敗しないためのポイントとは?

AED選びは重要!

「AEDを街中で見かけた」という人はたくさんいます。駅や空港などの交通機関の施設や、役場や市民会館などの公共施設、学校、大型商業施設、あるいは自分の職場で見たという人もいるでしょう。AEDは心停止などが起きた時に電気ショックを与えて救命措置を図るのにとても効果がある機械です。AEDが普及する前は救急救命士を待たないと電気ショックなどの措置は行えませんでしたが、AEDの登場で一般市民でも現場に居合わせた人が命を救えるようになってきました。一例をあげると、少し前の愛知万博では、会場内で発生した心停止5件中AEDの使用などによって4件が救命に成功しています。こうした例を見るとAEDの設置がどれだけ救命に有効かが理解できるでしょう。しかしAEDと一口にいっても、様々な種類があり、なんでも適当に選べばいいわけではありません。選び方を間違えたり、AEDの利用に関する知識が不十分だと救える命が救えなくなる恐れもあります。ではAED選びではどんな点を意識したら良いでしょうか?いくつかのポイントを見てみましょう。

そのAEDは成人用?それとも子ども用?

AEDは誰にでも一様に使えると思っている人もいるかもしれませんが、実は成人用と小児用があります。また、1つのAEDで成人モードと小児モードを兼ねるものもあります。小さい子どもには通常の電気ショックを与えてしまうと衝撃が強いので、小児モードは成人モードよりも使うエネルギー量が3分の1か4分の1ほどになっているのが一般的です。子どもに対して成人モードをそのまま使うことが推奨されてはいないのと同様、小児用パッドないしモードを成人に対して使用することもできません。その場合はエネルギー不足できちんと除細動できる確率が低くなってしまいます。このようなわけで仮に成人と小児の2つのモードを備えていないAEDがあるとしたら、それは選択すべきではないでしょう。職場や仕事に関係する場所にもし小さな子どもが多くいるような場合は、必ず成人・小児モードの確認をするようにしましょう。ちなみに小児モードの適用は0歳~6歳までの未就学児の子どもを対象にします。もしそれらの未就学児が心停止を起こしたのに現場付近に小児用モードを備えたAEDがなかった場合、成人用のモードで処置を施すことは可能です。しかしこれはやむを得ない場合です。いずれにしても両モード対応のAEDを選択しておけば、対象者の年齢を問わず役に立てることができるでしょう。

AEDが完璧な蘇生法と思わないこと

AEDは電気ショックを通して患者の蘇生を図る便利な救命道具ですが、だからといってAEDで全てが済むわけではありません。AEDに加えて胸骨圧迫などの手動救命手段も講じる必要があるのです。一般財団法人「日本AED財団」によると、胸骨圧迫をすると救命率は2倍になり、さらにAEDを加えることで救命率は6倍にまであがります。しかし残念なことにAEDが全てであると感じている人は少なくないですし、そのAEDでもまだまだ十分に利用されていない現状があります。財団によると倒れたところを目撃された心停止の件数のうち約半数は心肺蘇生の措置を受けておらず、AEDの電気ショックが実施されたのも4%に留まります。AEDを購入あるいはレンタルする時に、装置の設置だけを意識するのは、救命の準備としては不十分と言えるでしょう。突然の心停止という緊急事態に備えるためにはAEDを設置するのと並行して、救命講習を受講することが非常に大事です。実際に設置しようとしているAED機器を使っての講習は、いざ心停止が起きた場合に備えてのリアルな訓練になります。AEDの取扱業者の中には救命救急の講習会を案内しているところもあるので、講習会の内容を踏まえてその場に適したAEDを選ぶといいでしょう。

AED設置に関しての注意点

AEDを選択する時は費用が気になるものですが、ブランド名や、価格の手頃さ、シェアナンバー1などという理由で選択しないようにしましょう。AEDは「誰もが使いやすい」ということが大きなポイントとなります。AEDがあったのに実際に使用されなかったという事例もありますが、例えばもし会社に設置されているAEDの使い方を社員がよく分からなければ、そのAEDの設置の意味が薄れてしまいます。AEDで複雑すぎる操作のものは通常ないとはいえ、設置関係者が直感的に把握しやすいものを選ぶことが大切です。

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