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AED・救命講習会について

AED講習会を受けるメリット

全国で約20万箇所の場所に置かれているAED

駅や空港、 デパート・スーパーなどの大型商業施設、人が数多く集まる機会が多い市役所や公民館、市民会館などの公共施設、学校・ 遊興施設など、さまざまな場所で目にすることが多いAED。建物の入口や施設内の目立つ場所などに配置されていますが、現在では全国で約20万箇所もの場所に置かれるようになりました。

心臓がけいれんした場合「心室細動」といわれる血液を流す機能を失った状態に陥ってしまうことがありますが、そのポンプ機能を失った心臓に電気ショックを与えて正常な機能を戻すための医療機器がAEDです。AEDは一定の操作を行えばあとは機械的に作動するため、施術する人が特別な医療関係ではない場合でもすみやかに利用できるように設計されているのが特徴です。

そんなAEDを実際に使えるようにするための講習会を受けるメリットには、どんなものがあるのでしょうか?

AEDを利用した応急手当が身近な人の命を救うことがあります

もしも身近な人が目の前で倒れたり、心臓が止まりそうな人が発生する重大な事故が起こってしまったらと考えたことはありませんか?119番通報を最初に行なったあとは、その現場にいあわせた人が応急手当を行うことになります。

現在日本では、119番通報のあと救急車が現地に到着するまでにかかる時間は、平均約9分と言われています。意識を失ってしまった人や大きな怪我をした人を前にするとどうしていいか戸惑うものですが、救急車が到着するまでの時間に行う応急手当は、一次救命にかかわる場合も多く、適切な応急処置を命を救うこともあるのです。

心臓と呼吸が止まった人にAEDの応急手当を行うことができたら、応急手当を行わなかったときに比べ、救命の可能性はおよそ2倍にもなるといわれています。目の前に応急措置を必要な人がいたときに、119番で重症または心肺停止の判断がされた場合などは、電話を通じて応急措置の指導を受ける場合もあります。

そんなときにも、AED講習会を受けた経験があればより速やかに応急処置を行えます。身近な人の一次救命処置を自力で行えるのが、AED講習会を受ける最大のメリットといえます。ほかに、上級救命講習の受講経験があれば、救命への知識も広がるため、サービス業やプール監視員、運輸業界・教職員などの就職等での需要も考えられます。

AEDの使い方は、救命講習会で学んでおきましょう

本当に必要になった時に、直ぐに役立てられなければAEDを導入・設置したとしても意味をなしません。日頃から準備をして備えておくことが大切なのです。

AEDの使い方講習や救命講習会は、販売会社が主催しているものや消防署や日本赤十字社といった公的機関が行なうものまで多様に実施されています。

AED・救命講習会の内容について

救命講習会などでは、まず基礎的な心肺蘇生法(CPR)の講義から始まります。その後人体モデルにトレーニング用のAEDを使った講習を実地訓練方式で進めていきます。

普通救命講習

公的機関が行なっていてⅠ〜Ⅲまであり、Ⅰが基本形、Ⅱは筆記試験・実技試験、そしてⅢは小児、乳児、新生児向けの内容になります。

講習修了者には普通救命講習修了証(救命技能認定証:有効期間3年)が発行されます。

さらに内容の濃い上級救命講習が用意されています。

上級救命講習

時間は概ね1回の講習につき3〜4時間くらい。消防署が主催する上級救命講習などは、8時間程度の長さになります。

救命講習には、公的機関の他にも救命講習を専門に扱っている講習会社やNPO団体、AED販売会社が主催する講習があります。

公的機関の他は受講料が必要な場合が多いですが、それでも口座内容やカリキュラムが練られていて、終了後にはAEDの基本的な使用方法と心肺蘇生を含めた一連の救助の流れを短時間で学ぶことができるとあって人気があります。

AED・救命講習会についてもっと見てみる>>

AED無料レンタル体験会

販売会社「CUメディカル」が無料で行っている、AED機器体験レンタルサービスを実際に申し込んでみました。

AEDは現在、普及してきているとはいえ、まだ使い方がわからない、触ったことがない方が多いのが現状。街中で急に倒れた方がいたとして、周りにAED使用経験者がいることの方がレアケースです。

また仕事などで忙しく、講習会に参加したくても参加できない方もいるのではないでしょうか。

そこで!無料レンタルサービスを利用し、AEDに触れたことのない方達に実際に使ってもらい、音声ガイダンスの正確さ・使いやすさなど、AED操作に関するリアルな声を聴いてみました。設置・導入をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

AED体験レポートをもっと見てみる>>

救命講習会の開催団体、料金や内容について

消防の普通救命講習

AEDの使用方法を学ぶことができる救命講習会はメジャーなものとして以下のものがあげられます。まずは消防の普通救命講習や上級救命講習、日本赤十字社で行われる救急法基礎講習等があげられます。

消防で行われる講習は東京都ならほぼ無料です。場合によっては出張して講習を行ってくれることもあります。

一方で赤十字の場合は一人1500円の講習費用がかかり、講習会場に行く必要があります。

講習会風景

これ以外で行われている講習はMFA(メディック・ファーストエイド)という応急手当トレーニングを行う会社、レールダル メディカル ジャパン(心肺蘇生訓練用マネキン、救命救急訓練用患者シミュレータ製品を扱う)の精巧な人型マネキンを使った講習、大阪ライフサポートのビデオによる講習といった、各会社・NPO法人が行う講習があります。公的機関の講習と比べると会社組織で行われる講習は費用が高めですが、色々な講習が用意されています。

またAEDメーカー、AED販売店でも講習を行っています。これらは一般者向けとAED購入者対象向けの2種類ありますが、いずれも有償の場合が多く、受講したい方の要望に合わせて講習内容や時間が色々選択できるのが特徴です。

AED救命講習会の内容と時間

AED

公的な機関で行われる救命講習会の中でも消防で行われる普通救命講習や赤十字の講習は、心肺蘇生法の基本から始まり、実際に人体モデルを使ったAED講習まで一通りの流れに沿って行われます。

所要時間は3~4時間程度で、上級救命講習では8時間ほど必要になります。それだけでなく動画を使って1時間程度に短くしたタイプだけでなく、過去に講習を受けた方が身につけた技能を維持することが目的の1時間行うタイプの講習もあります。特に短い講習は実際のAEDの使用や胸骨圧迫といった実技を習得するためのものです。

一方で長い講習は、1組5名程度でAED訓練機と人体模型を使う場合や、簡易型人体模型を一人に一体ずつ用意して行う場合などもあります。ただし3~4時間の講習を実際受ける場合、時間が取りにくい方も多いようです。

そのため講習時間をなるべく短縮する形で参加しやすい講習も行われるようになっています。そのようなことを踏まえ、45分や90分という時間設定があるのは、学校で講習会を行うことを考えられて時間設定されています。

「普通救命講習Ⅰ」について

「普通救命講習Ⅱ」について

「普通救命講習Ⅲ」について

「上級救命講習」について

AED講習会の概要

AED講習会を受けてみたいと考えても、最初の1歩がなかなか踏み出せないという方も多いかもしれません。専任のインストラクターが指導を行うAED講習会の種類や費用の目安、講習時間などについてご紹介します。公開講習会と訪問講習会の2種類があるので、講習会のためだけに休みをとるのが難しいという方にも、参加の機会にしてみてください。

公開講習会

公開講習会は、一人でAED講習会に参加したい方やAED講習会のための会場が用意できない団体向けに開催されている講習会です。

毎月定期開催されており、実際の救助を想定した内容を短時間で学べる60分コース(1人あたりの費用3,500円税別) と、日本版救急蘇生ガイドラインに準拠した内容で学べる180分コース(1人あたの費用5,000円税別)があります。180分講習会を受講した場合、希望者には別途料金(500円税別)での、修了証の発行が可能です。

申込みは、PDFへ必要項目を記入し、開催日の2週間前までにFAXで送信すれば完了です。

訪問講習会

インストラクターが要請された場所に赴きAED講習会を行います。時間や場所などの希望を聞いてもらえるので、職場や学校など団体で受講したい場合に利用しやすくなっています。

実際の救助を想定した内容を短時間で学べる60分コースは、1開催あたり25,000円(税別)。 日本版救急蘇生ガイドラインに準拠した内容で学べる180分コースは、1開催あたり40,000円(税別)となっています。180分講習会を受講した場合、希望者には別途料金(500円税別)での、修了証の発行が可能です。

希望日の2週間前までに、電話で希望日時や会場を伝えての申込みになります。

女性にAEDを使うとセクハラで訴えられる?

女性にAEDを使うことに対し、セクハラで訴えられるなどの誤った認識が広がったことがあります。

女性にAEDを使うとセクハラになるのか、また女性にAEDを使う際に配慮できることについてご紹介します。

AEDのパッドは胸に直接当てなければならない

AEDの使用にあたっては、AEDの電極パッドを衣服の上からではなく、直接肌に装着する必要があります。

そのためには、倒れている人の衣服を脱がせるか切るなどして胸をはだけさせなければなりません。

AEDのレスキューセットにはハサミも装備されており、服を切ることを想定して考えられています。

女性が倒れた際にAEDを使用する場合にも衣服の上からではなく、直接肌に電極パッドを装着しなければなりません。

そのために、女性の衣服を脱がせたり、切ったりして胸を露出する必要があります。

このことに対して、女性にAEDを使用するとセクハラで訴えられるといった誤った解釈が広まったことがあります。

ツイッターに投稿されたAEDに関する2つのつぶやきが原因

男性が女性にAEDを使用するとセクハラで訴えられる

倒れた女性にAEDを使うとセクハラで訴えられるというインターネット上のデマが拡散され、話題になったことがあります。

これは、ある人がツイッターに書き込んだ内容が一万回以上リツイートされ、大きな注目を集めたものです。

このデマは、女性に対してAEDを使用する際に上半身の洋服を脱がせる行為を女性がセクハラだと考えるケースが多いといった内容のものでした。

さらに、女性が倒れていた場合の救命活動は必ず女性が行うことにし、万一、近くに男性しかいない場合に備えて、事前に男性からの救命活動を受けるかどうかの契約書に署名をさせ、署名をあった人のみ男性が救助にあたっても構わないということを決めた会社もあると続けていました。

これをうけ、インターネット上では「セクハラで訴えられるのであれば何もしない方がましだ」といった意見や、「女性が倒れていてもAEDを使うことはやめるようにしよう」などといった意見が相次いで書き込まれました。

実際には、このツイートの投稿者は投稿から2日後にツイート内容が虚偽であり、創作した内容であったことを告白し、謝罪を行っています。

しかし、このツイートにより女性が倒れていた時にはAEDは使用しない方がよいという誤った解釈を生み出し、根も葉もないその噂を広げてしまいました。

交通事故現場で遭遇した際の出来事というつぶやき

「たまたま交通事故現場に遭遇した男性がいた。運転手の男性は軽症の様子だったが、助手席に乗っていた女性が危険な状態であったためAEDを用いた救命措置を行おうとした。

女性の衣服をAEDセットに付属しているハサミで切ろうとしたところ、運転手の男性がどうして服を切るのか?やめろ!痴漢だ!と大声で騒ぎ、救助を行おうとする男性の腕にしがみついて阻止しようとした。

男性は緊急事態であることを説明したが運転手には聞き入れられなかったため、運転手の男性を抑えて女性の衣服を切り、AEDを装着し、救命措置を行った。その後救急車が到着して女性は病院に搬送されたが、運転手の男性はAEDを使用した男性を痴漢だとして警察に通報した。」という内容のものです。

このツイートの真偽はわかりかねますが、これを見たツイッターユーザーからも女性に対してAEDを使用することへの不安が書き込まれました。

女性にAEDを使うとセクハラで訴えられるのは本当か?

結論から言うと、女性にAEDを使用してもセクハラで訴えられることはありません。万一、救助された女性側がセクハラで訴えるという姿勢であっても、裁判において罪に問われることはありません。

AEDを使用するために胸をはだけさせたということは性的な目的のものではなく、救助を目的としたために必要な行為だと認められ、犯罪として成立することはないからです。

AEDは人命の救助のためにある装置です。AEDを使用しなければならない場合は、人の命が関わる一刻をも争う事態です。女性が倒れた時に、セクハラを心配してAEDを使用しないという誤った認識は倒れている人が女性であった場合、その命の救助に大きく影響を与えます。

倒れている人が女性であっても、男性・女性に関わらずその現場に遭遇した人は躊躇することなくAEDを使用することがその人の命を救うことになります。

女性にAEDを使う時の配慮

命が大切だとは言え、女性にとっては駅や街中などの多くの人の面前や会社など知っている人たちが多い場所などで胸をはだけさせられることは、決して喜ばしいことではないと想像することができます。

そのため、倒れた女性にAEDを使う際には小さなことでも配慮できることがあります。

人垣を作る

これは女性に限らず人命救助の鉄則として、倒れている人を発見した時には一人で救助しようとせずに大きな声で助けを呼び、救助に当たる人数を増やすことが救命率を向上させると言われています。

大声で周りに助けを求めることで、近くにいる人たちに緊急事態を伝えることができます。医療関係者やAEDの使用経験がある人、AEDの講習を受講している人が近くにいる可能性もないわけではありません。

また、人が多く集まれば倒れている人の周りに人垣を作り、倒れている女性の胸をはだけさせても、通行する人の視線から守ることができます。

女性にAEDを使用してもらう

大声で助けを呼んだ際、集まってきてくれた人の中に女性がいれば、女性にお願いしてAEDを使ってもらうこともできます。

同性であれば、胸を見られても異性に見られることに比べればそれほど羞恥心を感じるわけではないと考えられます。

女性が中心となって衣服を脱がせたり、AEDの電極パッドを貼り付けたりしている間、男性には人垣を作ってもらいます。

人垣を作って視界を遮る場合には、倒れている女性に背を向ける形で男性に周りを囲ってもらった方が、男性が女性よりも背が高いことが多いため、壁としてはより他の人からの視線を遮ることができます。

テントを利用する

場所によっては、AED装置と一緒に救命活動中に使うテントが一緒に配置されているところもあります。

一般に救命テントや処置テントと呼ばれるもので、ワンタッチですぐに広げることができ、倒れている人に被せる形になっています。

AED使用時のプライバシーに配慮した製品で、救命中であることがわかりやすいようにテントにAEDのマークや救命中であることが大きくプリントされています。

テントと言っても、倒れている人を中に運びこむような必要はなく、開いた後に倒れた人に被せ前と左右の三方からの視線を遮るようなものとなっています。

一つの面は大きく開放されているため、AEDの処置にも影響することはありません。

上着やタオルをかける

テントがない場合であっても、AEDの電極パッドを胸に貼った後に、上着やタオルなどを上からかけ露出を防ぐこともできます。

AEDパッドは金属に触れると電気ショックの効果が十分伝わらなかったり、スパークしたりする危険性があります。

そのため、上着をかける際は金属製のボタンなどが電極パッドに触れないように注意をする必要があります。

ブラジャーは外さなくて大丈夫

以前は、金属製のものがAEDの電極パッドに触れるのを防ぐため、ブラジャーは外してからAEDパッドを装着するよう指導をされることが多くありました。

ブラジャーには胸の形を整えるためのワイヤーや肩紐についているストラップ、ブラジャーを留めるホック部分など複数の箇所に金属が使われています。

しかし、最近では胸に直接電極パッドを貼ることができれば、ブラジャーを外す必要はないという見解が示されるようになってきました。

倒れた人の背中に手を入れてブラジャーを外す作業は容易ではありません。

ブラジャーを付けたままAEDを使用できればブラジャーを外す手間に時間をかける必要がなく、よりスピーディーに心肺蘇生を行うことができます。

また、ブラジャーを外さなければ胸全体を露出することもないため、多くの人に胸をさらす必要もなくなります。

ブラジャーをつけた状態でAEDパッドを使用する際には、ブラジャーとAEDパッドが重ならないよう、ブラジャーの部分を避けて直接AEDパッド全体が肌に貼り付けられるように気を付けることが大切です。

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