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マンション管理組合

大規模マンションならば、もはやAED設置は当たり前

マンションの画像

成人居住者100名(50室)以上のマンションは、設置必須施設と位置づけられています。成人50人程度(30室以上)のマンションならば、設置を前向きに検討すべきではないでしょうか。

最近、大型マンションなどでは住民サービスの一環として、AEDを積極的に導入していこうとするマンション管理組合が多くなってきました。

マンションへのAEDの設置は居住者だけでなく、例えばマンションの近隣で突然倒れた人の救命にも利用してもらえるものとして、広く社会的な意味で捉えれば設置はとても有意義なものです。

地域防災の観点からも有効でしょう。当然、使用訓練などの機会があるので、マンション住民どうしのコミュニティへの関心も高められるのではないでしょうか。

マンション管理組合での管理ということであれば、購入やレンタル、メンテナンスにかかる費用もそれほど負担になるとも思えません。1階の玄関のところにあるような管理事務所などで設置しておいても良いでしょう。

住民サイドにすればマンション経営会社が設置してくれるならば、コスト面でも助かります。しかしながら大規模マンションならば、共同管理費のなかからAED設置コストを捻出すれば、それほど各家庭への負担も大きくはならないでしょう。

ただし、マンションの場合はレンタルに向いていません。これは長期的に継続して設置する必要性があるからです。長い目で見れば購入してしまう方が、コスト面では有利な場合が多いようです。

救命率から考える集合住宅のAED設置について

心停止がおきてから1分後に適切なAEDの処置を施した場合、助かる可能性は約90%と言われています。しかし、AEDの処置が1分遅れるごとに命が助かる可能性は7~10%低下。さらに心停止してから8分後にAEDの処置を行った場合、助かる可能性は20%まで下がります。

心停止が起きた場所の内訳

自宅・戸建 56.8%
自宅・集合住宅 8.1%
公共の場 35.1%

引用:朝日新聞DIGITAL(https://www.asahi.com/articles/ASM957DWYM95ULZU00R.html)

2019年10月に、朝日新聞デジタルで公開されたデータによると、心停止が起きた場所で一番多いのは「自宅・戸建住宅」でした。自宅にAEDを置いている人は、ごくわずかでしょう。いざAEDが必要なシーンになったときに公共施設に借りに行っている間にも、助かる確率はどんどん低下してしまいます。AEDを借りに行く道中で信号待ちにあったら?階段の上り下りに時間がかかってしまったら?どう考えるとおそろしいですね。

コペンハーゲンのリサーチでは、住宅地域で100m間隔でAEDを設置されることが推奨されています。「その時が来たら借りればいいや」「そんなに頻繁に使わないだろう」という考えは非常に危険なのです。

マンション・団地・集合住宅はフロアごとにAEDを設置しよう

AEDは、1つの施設に対して1つあれば充分だと考えている人が多いですが、もしマンション・団地・集合住宅の一番上で心停止した人がいるとしたらどうでしょうか?エレベーターを待っている間にも、時間は刻々と過ぎてAEDで助かる可能性が低下してしまいます。心肺停止が起きた場所の56.8%は戸建ですが、残りの約半分は公共の場や集合住宅など、人が多くて広い場所で起きていることになります。命を救うためにも、集合住宅やマンション、公共施設は1フロアに1つAEDを設置するのが理想です。

集合住宅におけるAED導入事例

集合住宅の中にある集会所にAEDを導入した事例をご紹介します。

AEDが導入されたのは仙台市青葉区にある県営広瀬住宅の集会所。「導入しただけで安心できる」と、住民の方から良い声があがっているそうです。AEDは何かあったときのための備えであり、お守りのような心の支えにもなっているのかもしれません。

また、宮城県営住宅では、6つの団地にAED付き自動販売機が導入されました。自動販売機を設置すると無料でAEDを付けてくれるというサービスを利用して、集合住宅にAEDを普及させたそうです。1台ではなく複数台のAEDを導入することで、いざという時に対応しやすい環境を整えています。

マンション管理組合への導入事例

兵庫県内の分譲マンションでは、マンション住民の高齢化に伴いマンションの管理組合の理事会でAEDの必要性を検討してきました。

各階それぞれに設置をする案や意見もだされましたが、管理上の手間や実用性、コストを勘案したところ、最終的には1階のエントランスホールの管理室前に1台設置することにしました。防犯カメラもある場所なので、イタズラ対策にもなります。

まずは1台目を導入し、今後の運営状況を見ながら台数を増やしていくそうです。

口コミ評判

マンション管理組合で、AED導入をした人たちの口コミ評価は、ネット上にはみあたりませんでした。

AED設置後に気を付けるべきこと

AEDは「設置したから安心」ではなく、設置後のメンテナンス性・使用普及が重要な課題になります。AEDを設置した後、意識したい点を4つまとめました。

AEDはいざというときに使えなければ、意味がありません。設置したものの、使い方がわからないといったことがないように、講習会や訓練ができる機会を設けましょう。集合中宅や団地の場合、防災訓練時に使い方を周知させるといいかもしれません。

またAEDを設置したあとは、定期的に本体をメンテナンスすることも必要です。通電ランプは点灯するか?故障していないか?いたずらをされていないか?などを確認するようにしましょう。

付属品の中に子供用電極パットが付属されているか確認することも大切です。1〜8歳くらいの子どもは、大人用ではなく小児用電極パットの使用が奨励されています。AEDを使用するときは命に関わる危険なとき。とくに集合住宅はファミリー層が多く住んでいるため、子どもに万が一のことがあったときに備えておきましょう。

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