AEDは「誰もが使いやすい」ということが大きなポイントとなります。AEDがあったのに実際に使用されなかったという事例があることから、AEDを導入しても使いこなせなければ意味がないとわかります。
操作性はもちろん、重さも重要なポイントです。片手で運べる軽量タイプのものから、両手で持ってもずっしりと感じるものまで種類はさまざま。成人男性だけでなく、女性や未成年者や子どもが操作する可能性もあるため、なるべく軽くて簡単に運べるものを選ぶのがおすすめです。レジャーや登山の際に持ち運びできる軽量タイプから、設置型BOXの中にあるAEDでも簡単に持ち運べるタなど、多く展開されています。
救急車に標準搭載されている除細動器と互換できる除細動パッドつきのAEDを選ぶと良いでしょう。このタイプは救急隊員が到着したあとスムーズに引き継ぎできるメリットがあります。
AEDを使用するのが日本人だけとは限りません。万が一の事態が起きたとき、周りに日本人が居なくても使用できるように多国籍言語に切り替えられる機種を選んでおいたほうが良いでしょう。とくに空港やホテルなど、外国人が多い場所に施設に導入するなら抑えておきたいポイントです。
AEDは人の命を扱うものなので、生産国や対応力、知名度などの信頼性も重視して選びたいところ。日本製のAEDなら、サポート体制が充実しているものが多いです。24時間365日対応してくれるコールセンターを設けている日本製のメーカーを選べば、あわてずに落ち着いて使用できるでしょう。
AEDはリーズナブルなものからハイクラスまで、さまざまな価格帯で流通されています。販売価格をチェックするのはもちろん、購入後の耐久性やAED本体の保証期間などをチェックして、ランニングコストを抑えられる機種を選ぶのが賢い選択です。
AEDを選ぶときに重視したい5つのポイントや注意したい点を踏まえたうえで、おすすめのAEDをピックアップしました。
▼こちらの表は横にスクロールできます。
最安価格198,000円
最安価格300,000円
最安価格236,800円
AEDは設置する場所によって、どのような機種を選ぶべきか変わってきます。たとえば「老人ホームなら小児モードがなくても問題ない」「AEDの使用頻度が低い会社は、管理コストを抑えられる機種を選ぶ」など、AEDを使う可能性がある人のタイプや想定される使用頻度に合わせてAEDを選ぶことが大切です。
設置する場所に合わせたAEDの選び方を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
一般の事業所は、AEDを利用する可能性が高い疾患を持つ従業員がいない場合であれば、使用する機会は少ないことが想定されます。
また、子どもが立ち入る機会はほとんどない場所でもありますので、小児モードの有無に関する優先度は低め。
初期費用が安く、パッドやバッテリーといった消耗品の使用期限が長くて管理が楽であるAEDを選択しましょう。さらに、AEDの扱いに慣れていない人が使用する可能性の高い場所でもありますので、音声ガイダンスがわかりやすい機種である必要があります。
人の出入りが激しく、予期せぬ事故が発生しやすいマンションやホテル、レジャー施設では、初期費用や消耗品の使用期限よりも、小児モードの有無を優先しましょう。
マンションやホテル、レジャー施設は子どもが立ち入る機会の多い場所であり、事故を起こす確率も子どものほうが高め。そのため、小児モードが備わっているAEDを優先的に選ぶ必要があるのです。また、いつ誰が事故に立ち会うか想定しづらいため、音声ガイダンスがわかりやすい機種を選んだほうが良いいでしょう。
運動中に予期せぬ事態が起こりやすいスポーツ施設。いざという時にスムーズに使用できるよう、消耗品の使用期限が長いAEDを選ぶのがおすすめです。
子どもを対象としていないスポーツ施設であれば、小児モードは必要ないでしょう。
スポーツ施設のスタッフは緊急時の救命対応に関する知識を持っている人が多いため、音声ガイダンスの優先度も低めです。
老人福祉施設は、AEDを利用する可能性が高い場所であると言えます。
そのため、長く、多くの回数利用したとしても、運用コストが低いAEDを選ぶのが良いでしょう。使い捨てパッドの価格が安く、バッテリーの使用期限が長い製品を利用するのがおすすめです。
老人福祉施設のスタッフにAEDの使用・救命対応に関する講習を十分に行っているのなら、音声ガイダンスはついていなくても良いでしょう。
「AEDを街中で見かけた」という人はたくさんいます。駅や空港などの交通機関の施設や、役場や市民会館などの公共施設、学校、大型商業施設、あるいは自分の職場で見たという人もいるでしょう。AEDは心停止などが起きた時に電気ショックを与えて救命措置を図るのにとても効果がある機械です。AEDが普及する前は救急救命士を待たないと電気ショックなどの措置は行えませんでしたが、AEDの登場で一般市民でも現場に居合わせた人が命を救えるようになってきました。
一例をあげると、少し前の愛知万博では、会場内で発生した心停止5件中AEDの使用などによって4件が救命に成功しています。こうした例を見るとAEDの設置がどれだけ救命に有効かが理解できますが、AEDに関する知識が不十分だと救える命も救えません。AEDの選び方と合わせて、使用上の注意点も確認しておきましょう。
AEDには成人用と子ども用があります。また、1つのAEDで成人モードと小児モードを兼ねるものもあります。AEDを選ぶ際は、成人と小児の2つのモードを備えているものを選んだほうが良いでしょう。また、職場や仕事に関係する場所にもし小さな子どもが多くいる場合は、AEDを使用する前に必ず成人・小児モードの確認を行ってください(※小児モードの対象は0歳~6歳までの未就学児の子ども)。
もし未就学児が心停止を起こしたとき現場付近に小児用モードを備えたAEDがなかった場合、成人用のモードで処置を施すことは可能。ただしあくまでも、やむを得ない場合の処置です。
小さい子どもにとって電気ショックは強い刺激となるため、子ども用のAEDは成人用のエネルギー量の3分の1から4分の1程度になっています。
子どもに対して成人モードをそのまま使うことが推奨されてはいないのと同様、成人に対しても小児用のAEDは使うべきではありません。エネルギー不足できちんと除細動できる確率が低くなるためです。
AEDは電気ショックを通して患者の蘇生を図る便利な救命道具ですが、だからといってAEDで全てが済むわけではありません。AEDに加えて胸骨圧迫などの手動救命手段も講じる必要があります。
一般財団法人「日本AED財団」によると、胸骨圧迫をすると救命率は2倍になり、さらにAEDを加えることで救命率は6倍にまであがります。しかし残念なことにAEDが全てであると感じている人は少なくないですし、そのAEDでもまだまだ十分に利用されていない現状があります。財団の調査によれば、倒れたところを目撃された心停止の件数のうち約半数は心肺蘇生の措置を受けておらず、AEDの電気ショックが実施されたのはわずか4%にも満たないそう。
突然の心停止という緊急事態に備えるためには、AEDを設置するのと並行して救命講習を受講することが非常に大事です。実際に設置しようとしているAED機器を使っての講習は、いざ心停止が起きた場合に備えてのリアルな訓練になります。AEDの取扱業者の中には救命救急の講習会を案内しているところもあるので、講習会の内容を踏まえてその場に適したAEDを選ぶといいでしょう。
救急車に標準搭載されている除細動器と互換できる除細動パッドつきのAEDを選ぶと良いでしょう。このタイプは救急隊員が到着したあとスムーズに引き継ぎできるメリットがあります。
AEDを使用するのが日本人だけとは限りません。万が一の事態が起きたとき、周りに日本人が居なくても使用できるように多国籍言語に切り替えられる機種を選んでおいたほうが良いでしょう。とくに空港やホテルなど、外国人が多い場所に施設に導入するなら抑えておきたいポイントです。
AEDは人の命を扱うものなので、生産国や対応力、知名度などの信頼性も重視して選びたいところ。日本製のAEDなら、サポート体制が充実しているものが多いです。24時間365日対応してくれるコールセンターを設けている日本製のメーカーを選べば、あわてずに落ち着いて使用できるでしょう。
AEDはリーズナブルなものからハイクラスまで、さまざまな価格帯で流通されています。販売価格をチェックするのはもちろん、購入後の耐久性やAED本体の保証期間などをチェックして、ランニングコストを抑えられる機種を選ぶのが賢い選択です。
AEDを選ぶときに重視したい5つのポイントや注意したい点を踏まえたうえで、おすすめのAEDをピックアップしました。
▼こちらの表は横にスクロールできます。
最安価格198,000円
最安価格300,000円
最安価格236,800円
AEDは設置する場所によって、どのような機種を選ぶべきか変わってきます。たとえば「老人ホームなら小児モードがなくても問題ない」「AEDの使用頻度が低い会社は、管理コストを抑えられる機種を選ぶ」など、AEDを使う可能性がある人のタイプや想定される使用頻度に合わせてAEDを選ぶことが大切です。
設置する場所に合わせたAEDの選び方を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
一般の事業所は、AEDを利用する可能性が高い疾患を持つ従業員がいない場合であれば、使用する機会は少ないことが想定されます。
また、子どもが立ち入る機会はほとんどない場所でもありますので、小児モードの有無に関する優先度は低め。
初期費用が安く、パッドやバッテリーといった消耗品の使用期限が長くて管理が楽であるAEDを選択しましょう。さらに、AEDの扱いに慣れていない人が使用する可能性の高い場所でもありますので、音声ガイダンスがわかりやすい機種である必要があります。
人の出入りが激しく、予期せぬ事故が発生しやすいマンションやホテル、レジャー施設では、初期費用や消耗品の使用期限よりも、小児モードの有無を優先しましょう。
マンションやホテル、レジャー施設は子どもが立ち入る機会の多い場所であり、事故を起こす確率も子どものほうが高め。そのため、小児モードが備わっているAEDを優先的に選ぶ必要があるのです。また、いつ誰が事故に立ち会うか想定しづらいため、音声ガイダンスがわかりやすい機種を選んだほうが良いいでしょう。
運動中に予期せぬ事態が起こりやすいスポーツ施設。いざという時にスムーズに使用できるよう、消耗品の使用期限が長いAEDを選ぶのがおすすめです。
子どもを対象としていないスポーツ施設であれば、小児モードは必要ないでしょう。
スポーツ施設のスタッフは緊急時の救命対応に関する知識を持っている人が多いため、音声ガイダンスの優先度も低めです。
老人福祉施設は、AEDを利用する可能性が高い場所であると言えます。
そのため、長く、多くの回数利用したとしても、運用コストが低いAEDを選ぶのが良いでしょう。使い捨てパッドの価格が安く、バッテリーの使用期限が長い製品を利用するのがおすすめです。
老人福祉施設のスタッフにAEDの使用・救命対応に関する講習を十分に行っているのなら、音声ガイダンスはついていなくても良いでしょう。
「AEDを街中で見かけた」という人はたくさんいます。駅や空港などの交通機関の施設や、役場や市民会館などの公共施設、学校、大型商業施設、あるいは自分の職場で見たという人もいるでしょう。AEDは心停止などが起きた時に電気ショックを与えて救命措置を図るのにとても効果がある機械です。AEDが普及する前は救急救命士を待たないと電気ショックなどの措置は行えませんでしたが、AEDの登場で一般市民でも現場に居合わせた人が命を救えるようになってきました。
一例をあげると、少し前の愛知万博では、会場内で発生した心停止5件中AEDの使用などによって4件が救命に成功しています。こうした例を見るとAEDの設置がどれだけ救命に有効かが理解できますが、AEDに関する知識が不十分だと救える命も救えません。AEDの選び方と合わせて、使用上の注意点も確認しておきましょう。
AEDには成人用と子ども用があります。また、1つのAEDで成人モードと小児モードを兼ねるものもあります。AEDを選ぶ際は、成人と小児の2つのモードを備えているものを選んだほうが良いでしょう。また、職場や仕事に関係する場所にもし小さな子どもが多くいる場合は、AEDを使用する前に必ず成人・小児モードの確認を行ってください(※小児モードの対象は0歳~6歳までの未就学児の子ども)。
もし未就学児が心停止を起こしたとき現場付近に小児用モードを備えたAEDがなかった場合、成人用のモードで処置を施すことは可能。ただしあくまでも、やむを得ない場合の処置です。
小さい子どもにとって電気ショックは強い刺激となるため、子ども用のAEDは成人用のエネルギー量の3分の1から4分の1程度になっています。
子どもに対して成人モードをそのまま使うことが推奨されてはいないのと同様、成人に対しても小児用のAEDは使うべきではありません。エネルギー不足できちんと除細動できる確率が低くなるためです。
AEDは電気ショックを通して患者の蘇生を図る便利な救命道具ですが、だからといってAEDで全てが済むわけではありません。AEDに加えて胸骨圧迫などの手動救命手段も講じる必要があります。
一般財団法人「日本AED財団」によると、胸骨圧迫をすると救命率は2倍になり、さらにAEDを加えることで救命率は6倍にまであがります。しかし残念なことにAEDが全てであると感じている人は少なくないですし、そのAEDでもまだまだ十分に利用されていない現状があります。財団の調査によれば、倒れたところを目撃された心停止の件数のうち約半数は心肺蘇生の措置を受けておらず、AEDの電気ショックが実施されたのはわずか4%にも満たないそう。
突然の心停止という緊急事態に備えるためには、AEDを設置するのと並行して救命講習を受講することが非常に大事です。実際に設置しようとしているAED機器を使っての講習は、いざ心停止が起きた場合に備えてのリアルな訓練になります。AEDの取扱業者の中には救命救急の講習会を案内しているところもあるので、講習会の内容を踏まえてその場に適したAEDを選ぶといいでしょう。