AEDを廃棄する際には、間違っても自分で適当に捨ててはいけません。正しい方法・手順でAEDを廃棄するポイントを見ていきましょう。
AEDは製造販売業者やAED販売店などで、それぞれのAEDの設置場所を登録・管理しています。そのためAEDを廃棄・譲渡などで手放す際には、まず購入店や製造販売業者に連絡することが不可欠です。
AEDを設置している場所・団体によって廃棄方法もそれぞれ異なります。いずれの場合も、正しい廃棄方法を知る必要があるため、まずはAEDを購入した販売店に連絡しましょう。
AEDの販売店や業者によっては、無料でAEDの下取りを行っていることもあります。
AEDを運用していくためには、バッテリパックや電極パッドなど消耗品の点検も必要です。AED消耗品の多くには日常点検のタグがあり、交換時期が来たら古いものを廃棄する必要があります。
バッテリーは産業廃棄物として、電極パッドは使用済みであれば医療系産業廃棄物として扱われることがあります。各自治体によって扱い方が異なりますから、必ず廃棄前に確認しましょう。
AEDの消耗品については、交換期限や廃棄などを管理してくれるサービスを行う販売店もあります。その場合は販売店に問い合わせて確認します。
メーカーによっては、通常のAED使用で故障や不具合が生じた際、無償で交換・修理対応をしてくれる期間が設けられています。保証期間内であれば、消耗品の交換や廃棄などはすべてメーカーが行ってくれるため、特に何かをする必要はなくなります。
保証期間が過ぎてしまうと、故障時の修理や代替品の用意などで別途費用がかかります。いつ何が起きても良いように、AEDの保証期間はこまめに確認しておきましょう。