AEDの導入を考えた時に、最初に気になるのは初期費用やランニングコストではないでしょうか。
AEDの導入費用は、どのメーカー・機種を選ぶか、購入とレンタルのどちらを選ぶかによって大きく変わってきます。
またAEDを導入する際に受けられる補助金を知っておけば、初期費用やランニングコストを大幅に抑えられます。
ここではAEDの条件別に導入の費用相場と補助金に関する情報を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
AEDの購入相場は一般人が使用するものだと約20万から35万円、消防士が使用するもの(心電図が表示されるタイプ)だと50万円程度になります。
また、約2年に1度電極パッド(1万円程)の購入と、バッテリー(3万円程)の購入が必要です。
AEDをレンタルする場合、月額4,500円~6,000円程が相場となっています。5年契約としている会社がほとんどなため、月額4,500円でシミュレーションすると5年間(60か月)契約で27万円になります。
AEDの電極パッドは2年、バッテリーは4年を目安に交換する必要があります。交換頻度と交換にかかる費用はメーカーによって異なるため、事前に調べておくと良いでしょう。
5年間使用した場合のランニングコストはおよそ5万円。多くのメーカーはAEDに5年保証をつけているので、故障や動作不良などの問題があった場合は無償交換・修理対応をしてくれるでしょう。
AED導入の際に補助金を活用すると、導入費用の半額もしくは全額を補助金でまかなえる可能性があります(※市町村や自治体、町内会によって補助金の上限額は異なります)。
また、日本スポーツ振興センターや宝くじ財団が運営するAEDの補助金制度、あんしん財団の企業保険の加入者を対象とした補助金制度などもあるため、是非とも活用したいところです。
購入時に受けられる補助金と、レンタルで受けられる補助金をご紹介いたします。
AED購入に対する補助金を用意しているのは、自治体や町内会など。補助金額は地域によって異なりますが、10万から50万程度のところが多いようです。調査したところ、補助割合は費用の2分の1となるケースがほとんどでした。
AEDの補助金を受けられる対象は「購入時」となっているケースが多いのですが、イベントなどの催しを行う際に自治体が所有しているAEDを無償で貸りられる場合があります。この場合、AEDの講習を受けた人が会場にいるかどうかを条件としている自治体が多いようです。
レンタル費用の補助金が支給されるケースは少ないですが、まったく無いわけではありません。東京都の大田区ではAEDレンタル費用の約9割(14000円)を補助金の上限額としているそうです。AEDのレンタルを考えている方は、お住まいの自治体に問い合わせてみてください。
※補助金の詳細は各市町村によって異なります。また、このページでご紹介している補助金額は変更されたり打ち切りされる可能性があります。
地方の自治体以外では、日本スポーツ振興センターや宝くじ財団が運営するAED補助金制度、あんしん財団の企業保険に入っている場合に受けられる補助金などがあります。
ただし、日本スポーツ振興センターや宝くじ財団のものは補助金は受けられる枠が少ないようです。あんしん財団の補助金は企業保険に加入していることが前提となります。
AEDの購入・レンタルを保証・サポートする
補助金制度の詳細をチェック
AEDを購入するかレンタルするか事前に決めておくだけで、目安となる費用が変わってきます。また、事前に受けられる補助金を調べておくことで導入費用を大幅に削減できます。
AEDの購入にかかる費用は約20万から35万円、レンタルだと月々4500円から6000円(5年間で約27万円)、 消耗品である電極パッドは約1万円で2年に1度交換、バッテリーは約3万円で4年に1度交換を目安にしてみてください。
AEDは決して安いものではありませんが、補助金を活用すれば導入のハードルを大きく下げられます。
この記事が皆さまのAED導入の一助となれれば幸いです。